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2001年9月


9月29日(土)
最近頭が鬱陶しかったので,散髪に行きました。
ついでに,一昨年の春から生やしていたヒゲも思い切って剃り落として貰いました。どうせすぐに生えてきますけど。
久し振りに見るヒゲ無しの顔は何か物足りないです。
9月28日(金)
・その1
今までとあるゲーム会社でアルバイトしてたのですが,思い切って辞めました。やっぱり鶏バラすのに,牛刀を使ってるようじゃ駄目ですよね。
ともあれ,これで明日から完全に自由の身です。GWの連載も終わったし。しばらくは作品作ったり作品作ったり作品作ったりしてのんびり過ごすつもりです。
あ,MGイングラムも作らないと。

・その2「サンタロボ実体化計画」
サンタロボのデザイン上の特徴の一つに,全身に打たれたリベットがあります。今回の実体化においては,その再現には当初から虫ピンか何かを使おうと思ってたのですが,ハンズで良いものを見つけました。
小さな丸頭の釘(100円,銅製)です。因みに袋は捨ててしまったので写真はありません。
直径1mmとやや太めなので上手く刺さるか心配だったのですが,流石柔らかいバルサだけあって,手で押し込むだけで刺すことができました。

こうして釘を打ってみると,和太鼓とか神社仏閣にも似た風格がありますな。
9月25日(火)

朝一番で東大病院に行って,頭部CTを撮ってもらいました。
残念なことに幸い大した異常も無く,またX線の浴びすぎで透視能力を持った超人「CTマン」になったりすることもありませんでした。つまんないの
9月23日(日)
今日も格闘技の練習です。今回はジャブ→ストレート→左ミドルキック→右ミドルキックのコンビネーションと,パーリング(parring,受け流し)を新しく習いました。勿論,ランニングやダッシュなどの基本練習もやりました。というかそっちの方が時間が長かったです。
あと,今回は頭は打ちませんでした。というか毎回ゴッチンゴッチンぶつけていたら,いくら僕が石頭でも脳が持ちません。

今回のポイント:強いパンチよりも正しいパンチ
闇雲に強いパンチを打とうとするよりも,正しいフォームを心掛けろ,という意味です。そうすれば無駄な力も使わないで済むし,結果的に威力のあるパンチを打てるのだそうです。勿論キックも同様です。
9月22日(土)「マッシヴなボディ:PRICELESS」
僕が格闘技の練習をするための道具を買いに行きました。余り意識してなかったのですが,水道橋周辺はその手の店が充実しているのだそうです。
買ったのは以下の通り(値段は税別)
品名 値段
薄手の革のグローブ 5800
脛当て 7900
スパッツ×2 7600
ボクシンググラブ(16オンス) 8200
マウスピース 1500
……スポーツを始めるのって,カネがかかるんですねぇ(溜息)

9月20日(木)
先日の練習で頭を少し強めに打ったので,念の為に病院に行って診てもらうことにしました。これだけ間が空いて何も無いのなら大丈夫だと思うのですが,やはり物が脳味噌だけに念には念を入れておきたいです。
家からも近いことだし,折角だから東大付属病院に行ってみることにしました。自称日本の最高学府とやらもこの目で確認しておきたかったし。
実際に行くまで全然知らなかったのですが,東大病院って完全予約制だったんですね。いきなり飛び込みで行ったので,悪名高い「三時間待ちの三分診療」という奴を体験してしまいました。院内のシステムはかなり効率化(悪く言えば,患者をモノ扱いした流れ作業が徹底)されていたのですが,やはり飛び込みはかなり後回しにされるようです。これが一分一秒を争うような急患なら事情は変わるのでしょうが。
念の為に,日を改めてCTを撮って貰うことにしました。まだ撮った事がないので楽しみです(笑)
9月18日(火)
ようやく体(特に腕)がまともに動くようになってきました。まだちょっと筋肉痛が残ってますがされど航行に支障なし,日常生活には不自由なくなりました。

9月17日(月)「あ」「い」「た」
予想通り,全身筋肉痛で身動きもままなりません。おまけに腕を伸ばす筋肉が固まってしまって,腕を充分に曲げることができず,食事すらままなりません。
でも何もしない訳には行かないので,ストレッチとか腹筋とかは形だけやりました。あと脚は動くので,パンチを打つ時の脚の動かし方も練習しました。
9月16日(日)「陳腐な書き出しで恐縮ですが」

それは金曜日の夜にかかってきた,一本の電話から始まりました。

(以下,記憶からの再現でお送りします)

(しょぼい電子音で鳴り響く
不気味社社歌)
「はいもしもし」
『もしもしT(仮名)です』
「あっ,どうもご無沙汰しております」
(型通りの挨拶なので省略)
『所でよぉ,俺達の道場の話は知ってるよなぁ』
「はい」
『金築さんも参加しねぇか?』
(以上再現終わり)

Tさんというのは知り合いの格闘家で,趣味で格闘技の青空道場(趣味なので月謝や入会金は無し)を開いています。それに参加してみないか,という訳です。
最近,鈍りまくった体を鍛え直したいと思ってた所なので,渡りに舟とばかりに入門する事にしました。……実際に参加してみて判ったのですが,舟は舟でも丸木舟とか川下り用カヌーとかのワイルドな舟でしたが。

今回は最初だったので,練習内容も基本的な内容でした。即ち,ストレッチ,腕立て伏せ,腹筋,背筋,パンチやキックの空打ち&ミット打ち,午後からはステップ,ランニング,スパーリングをやりました。
僕は全くの素人だったので軽めの「一般コース」だったのですが,それでも練習が終わる頃には全身が筋肉痛でした。普段いかに運動していなかったかが判ろうというものです。練習内容のハードさを差し引くにしても。

Tさんは強面で,言う事も無茶苦茶(「痛い?じゃあ痛くなくなるまで練習だぁ」「痛い?大丈夫,バーチャルだから」)ですが,要所要所で休憩を入れたり,水分補給は自由にさせてくれるなど,大事な所はきちんと押さえています。この練習に付いていければ,相当体を鍛えられそうです。……付いていければ,ですが。
9月14日(金)
仕事から帰ってきたら,デジスタ9/7放送分(即ち僕の作品が出てる分)のビデオが届いていました。
取るものも取りあえず観賞したのですが,最初に僕の名前を「かねつきまこと」と正しく読めていた事に,却って妙な違和感を感じてしまいました。「何で見ず知らずのあンたが,俺の名前を知っているんだ!」みたいな(笑)
番組内のコメントは余り外してなかった(=作品に込められた意図がそこそこ伝わっていた)ので,ちょっと一安心です。特に「何でもロボットにしないと気が済まない」という辺りは何故バレてしまったのか不思議でたまりません(笑)
あと,番組中ではやたらと「変身」「変化」という言葉を使ってましたが,ロボットの場合には「変形」が普通だと思うのです。……もしかして,「変形」って放送禁止用語だったりして(笑)
9月13日(木)
今朝9時30分に荒削りが終了しました……荒削りだけで実に12時間近くかかってしまいました。

しかもバルサ材の繊維の方向を考えずに,削り出し方向を「等高線」にしてしまってたので,あちこちがささくれまくってます。むしろささくれがパーツの形に固まっているといった方が良いくらいです。

それでも,折角ここまで削ったのだから……と,一応仕上げ削りも行いました。今度はちゃんと繊維に対して直角に削るように設定しました。
削ることおよそ三時間,仕上げが終わりました。捨て板が紙みたいに薄っぺらだったせいか,削り出しの振動が反響して,大きな音を立てていました。

一応綺麗に削れたようですが……

やはりささくれが残ってしまっています。実は荒削りと仕上げの間で,一度電源を切って刃先の位置合わせをやりなおしたので,二回の作業での刃先の位置が微妙にずれてしまったようです。しかし,削り出しの精度そのものは高く,きちんと削れている所は完全な曲面ではなく,良く見たらわずかに角張っています。ポリゴン一枚一枚の形状まで,忠実に再現してしまってるんですね。ここまでできるとは思いませんでした。

ついでに,パーツを切り出して腕を組み立ててみました。バルサだけあって流石に柔らかく,切り出し(捨て板と本体の境界が判らなくなってしまってました)や穴あけは非常にスムーズに進みました。

当たり前ですが,ちゃんと腕の形になりました。隣の青白いのは
前回スタイロフォームで作った腕(の一部)です。

今回の反省点

9月12日(水)
実際にバルサ材の削り出し実験を行いました……というか行ってます。(23:30現在)

今回は材料が大きいこともあって,このようにパーツを配置しました。実際の生産を見越して,これだけで左腕の分のパーツが揃うようにしてあります。


特にバルサは削り屑が飛び散りやすいとの情報を得たので,プラモデルのランナーが入ってたポリ袋を使って,このような覆いを作りました。

2時間近く削ってて,30mmのうち数mmしか削れてません。材料の厚みを全部使わない事が判ってる場合は,予め必要な厚さまで切ってから削り出しにかけた方が良かったようです。
それと,バルサはスタイロフォームよりも固いためか,削る音がかなりうるさいです。防音が悪い集合住宅だったら,隣から苦情が来てる所でした。

デカい・固い・部品が多いと三拍子揃っているので,削り出しはこれから相当の時間がかかりそうです。……一晩中かかるなこりゃ。
9月11日(火)
・その1
MODELAでさらに試験を行うために,東急ハンズでバルサ材を買ってきました。

長さ30cm×幅8cmの薄板セットと,長さ20cm×幅8cm×厚み3cmのブロックです。
MODELAの作業領域は150mm×100mm×40mmなので,それに合うように材料をカットし,ブロック材と板材を木工用ボンドで張り合わせました。

前回の性能試験でパーツの取り外しに手間取った教訓を踏まえた工夫です。専門用語で「捨て板」というそうですが,ブロックと一緒に薄板も少しだけ削り,削り出しが終わった後に薄板を剥がせば,パーツがきれいに取り外せるという訳です。

実際に削り出すのは明日以降です。さてさて上手くできますやら。

・その2
ニューヨークやワシントンDCでどえらい事が起こったようです。明日以降(現地時間では今日中?)大変な事になるのは間違いなさそうです。この日この時を境に,世界は大きく変わるでしょう。
9月7日(金)〜8日(土)
・その1「宇宙電波制圧」
デジスタが予定通り無事放送されたようです。「ようです」というのは,あちこちから「見ました」という連絡が入ってきているからです。うちではBS見られんのですが。

それにしても,僕の作品を評するのにサザンオールスターズを引き合いに出す人がいるとは思いもよりませんでした(笑)

・その2
MODELAの性能試験を兼ねて,
サンタロボの立体化(元々3Dなので「実体化」というべきか)の実験を行いました。


まず,LightWaveのモデラー上で前腕と上腕のパーツをばらして,削り出しやすいように並べます。この時のオブジェクトは,刃物がなぞる「上面」さえきちんとしていれば,必ずしも閉じた形状である必要はないようです。
これをMetasequoiaを使ってDXF形式で出力し,MODELA用アプリケーションで読み込みます。

スタイロフォームからの削り出しが終わった直後の状態。一辺約6cmの正方形の中にパーツが配置されていますが,これだけ削り出すのに,およそ3時間かかりました。精度はほぼ満足できるレベルでした。
……よく見たら,LWと左右が逆になってますね。

カッターナイフを使ってパーツを切り出しました。カッターの切れ味が良くなかったので,切断面がかなり荒れてしまいました。電熱式のスチロールカッターの必要性を感じました。

パーツを両面テープで張り合わせ,関節部分にウェーブ社の「Bジョイント」を仕込みました。ジョイントの固さに比べてスタイロフォームが柔らか過ぎるので,肘を曲げようとしたらジョイントの付け根の棒が部品にめり込んでしまいます。
また,切り出しの精度が低かったので部品の境目がまともに見えてしまっていますが,元々のデザインがデザインなのでそんなに気にはなりません。

削り出す材料を検討する必要はありますが,この調子なら全身も再現できそうです。
9月5日(水)
加工中
雪原さんから,ローランド ディー.ジー.社製3Dプロッタ「モデラ」を安く譲って頂きました。

早速動作試験。
漢
記念すべき初データは,当然のように“”の一文字……だったのですが,この機械は細かい部分の加工は苦手のようで,所々潰れてしまってます。

ともあれ,これで3Dデータから立体を加工する環境が整いました。これで次回のワンフェスは……ぐふふ。
9月3日(月)
「マスターグレード・イングラム1号機」を買いました。
マスターグレードだけあって,箱の中身もたっぷり詰まっていてずしりとした重みを感じます。半分は精神的なものもあるのかも知れませんが。

普通のプラモデルに比べて箱が分厚いです。手前にあるのはCDです。

このパトレイバーという作品には色々思い出がありまして,漫画やアニメに本格的にハマったのも,ロボットに興味を持つようになったのも,理系を志したのも,みんなこの作品がきっかけです。言い換えれば,パトレイバーに出会わなかったら今の僕はありませんでした。
リアルタイムでTV放映されていた12年前にもプラモデルが出ていたのですが,当然のように片っ端から買って作ったものです。
保存状態良好
特にこの「零式」には,ティッシュで自作した関節カバー,自作ボールジョイントに換装された関節,プラ板で延長された脛など,当時僕が持っていた技術が全て注ぎ込まれています。あと,サフ吹きもこのキットで初めて試しました。

それにしても,パトレイバーの世界(設定では1998年〜1999年)が過去のものになる日が来るとはあの頃は思いもよりませんでした。当時はロボットによる二足歩行が実現されて間もない頃でしたが,今では人型ロボットが人間に愛想を振り撒いています。予定よりちょっと遅れましたが,今ならレイバーぐらいは作れそうですね。
9月1日(土)
RealSoft3Dの使い方で判らない事があったので,パルテアに行って聞いてきました。これでこのソフトを実戦投入する目処が立ちました。
……と思ったのですが,家に帰ってから試してみたら,また新たな問題が発生しました。道は険しそうです。
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