表紙 | ||||
書名 | ボトムズ・アライヴ |
覇者の戦術 戦場の天才たち |
武器事典 | 超クソゲー2 |
出版社 | 太田出版 | 新紀元社 | 新紀元社 | 太田出版 |
著者名 |
岡島正晃 あさのまさひこ 中島伸介 |
中里融司 | 市川定春 |
箭本進一 多根清史 阿部広樹 |
価格 | 1900円(本体) | 1748円(本体) | 2427円(本体) | 1300円(本体) |
内容 |
ボトムズファンによるボトムズファンのための本。著者の「ボトムズ至上主義」的態度が鼻につきますが,ATの架空開発史や当時のスタッフへのインタビューなど内容自体はそれなりに読み応えはあります。 |
歴史上の戦闘を教材に,古代〜近世,即ち歩兵と騎兵を使った戦術の解説をしています。僕みたいな素人が入門として読むには丁度良い内容です。 |
その名の通り,古今東西の様々な武器の事典です。本文の見開きを4段に分け,1段を一項目としています。武器の名称(海外の武器の場合はスペリング,中国の武器の場合は中国語読みの名称),長さ,重さ,仕様された地域と時代,時代背景や使い方などが説明されています。武器一つ一つについての掘り下げが浅いのが仕方ないとはいえ残念な所です。 日本の棒,中国の棍(クン),西洋のクォータースタッフ(いずれも単なる木の棒)がわざわざ別項目になっているのは,厳密に分類しようという姿勢の現れであり,断じて単なる行数稼ぎではないと思います多分。 |
その名の通り,数々のクソゲーを笑い者にする内容ですが,著者たちはゲームという娯楽そのものに対して深い愛情を持っていると見えて,その笑い方も掲示板でよく見るような人を蔑んだような冷笑ではなく,暖かみのある笑いになっています。まあ中には例外もありますが。 「ライジングザン・ザ・サムライガンマン」とか「ダイナマイト刑事2」とかも紹介されているので,隠れた名作(ただしどこかがアレ)を紹介する意図もあるようです。いや,前書きにもそう書いてあるんですけど。 文章が余りにも面白いので,紹介されているクソゲーも「実は面白いのでは?」と思って思わず欲しくなってしまうのが,この本の一番の欠点ではないでしょうか(笑) |